■本書目次
はじめに
第一章 ザビエルの右手
一 その名前と容貌
二 八月十五日という日
三 生けるがごとく
四 宗教と音楽の導き
第二章 西洋音楽の始まり
一 発祥の地論争
二 少年聖歌隊の来日
三 日本音楽との出会い
第三章 日欧音楽比較
一 ヨーロッパ人の観察
二 オルガンの歌とオルガン
三 竹のパイプオルガン
第四章 少年たちの歌ごえ
一 教会の音楽手ほどき
二 イエスズ会の内部対立
三 ヴァリニャーノの裁決
第五章 神学校の音楽教育
一 教科としての音楽
二 セミナリヨの時間表
三 報告された教育活動
四 コレジヨの学問
第六章 少年の音楽使節
一 セミナリヨの成果
二 ヨーロッパ音楽の旅
三 ローマでの出来事
四 少年たちの音楽対話
第七章 秀吉のアンコール
一 原マルチノの演説
二 最初の禁教令
三 宣教師たちの通奏低音
四 皇帝の歌
第八章 慶長十年のグレゴリオ聖歌
一 南蛮ブーム
二 印刷された楽譜
三 聖俗ヨーロッパの確執
四 キリスト教会の衰退
五 十字架の歌
第九章 殉教する西洋音楽
一 ミゲルと清左衛門
二 ハビアンの場合
三 日本人の宗教
四 日本のエラスムス
五 花開く日本音楽
第十章 四百年のオラショ
一 日本の音楽文化
二 「かくしごと」の祈り
三 ぐるりよざ
おわりに
あとがき |