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エンジェルは、大きな緑の家のうら口のかいだんにすわって、ここ何か月かの間に自分の人生におこった変化について、考えていました。すこし前はここにすわって、友だちがほしいとか、お母さんの休暇とか、もっと小さなことをなやんでいました。でも今は人生におこったもっと大きなこと――お母さんが道化師と恋におちて、結婚しようとしている――でなやんでいます。それはつまり、エンジェルも小さい弟のボロも、道化師をお父さんにするということです。十年ばかり、エンジェルとボロとお母さんは、ここウィスコンシンの小さな町の古い家にしずかにくらしてきて、毎日の生活がかわることはほとんどありませんでした。そこへルディがきたのですが、それいらい、もうしずかなときはなくなりました。
………………………………(「1 リストを作る」より)
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