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ロザムンドおばさんのお茶の時間
ロザムンドおばさんのお茶の時間
新装版

『ロザムンドおばさんの贈り物』に続く、待望の短編集、第二弾!
ロザムンド・ピルチャー/著  中村妙子/訳
Rosamunde Pilcher
四六判 並製 220頁(本体1200円+税)
ISBN 978-4-86085-137-8(2021.11)
短編集に収められた6編のさまざまな作品、あなたはどの物語に共感するのでしょう?人は、弱くもあり、強くもある。この本で描かれる人たちは誰かに…そう自分にも似ている。

 

■本書目次
『雨あがりの花』
『湖に風を呼んだら』
『気がかりな不在』
『丘の上へ』
『父のいない午後』
『再会』

 
 『雨あがりの花』『湖に風を呼んだら』『再会』は、それぞれに人を想う物語。うち2篇で描かれる世代を超えた交流は、ピルチャー作品の特徴で魅力のひとつ。他の作品とは一味違う『気がかりな不在』。新婚夫婦の夫の言動に少々苛立ちを感じるも、ユーモラスで痛快な作品。『丘の上へ』『父のいない午後』は命の誕生がテーマに。家族の出産に関わり、それぞれに、「10歳の少年の成長」、「思春期の少女が大人への第一歩を踏みだすとき」を感じとることができる。
 
《雨あがりの花》
幼い頃、春の休暇に家族で訪れていた場所。何よりの楽しみは、村と村人を心から愛する大きなお屋敷の主、ミセスファークワからのもてなしだった。大人になったラヴィニアは、久しぶりに村を訪ねる。病に伏せるファークワ、そして、思いがけない人との再会が待っていた。

 
《気がかりな不在》
新しい生活を始めた新婚の二人。夫のジュリアンは、罪悪感を感じつつも、週末はゴルフにでかけ、今まで通りの生活をを続ける。ある日帰宅すると妻のアマンダが不在なことに、不満を感じるジュリアン。それがささいな喧嘩へと発展、ジュリアンは日に日に言いようのない不安に苛まれるのだが…。


【ロザムンド・ピルチャーの傑作集】

シェルシーカーズ 上巻 (新装版)
シェルシーカーズ 下巻 (新装版)
野の花のように
九月に(上)
九月に(下)
ロザムンドおばさんの贈り物
ロザムンドおばさんの花束
双子座の星のもとに


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