【児童・評論】
絵本BOOK END 2009
絵本学会機関紙編集委員会/編
A5 146ページ (本体1000円+税)ISBN978-4-86085-079-1 (2009.6)
特集は、『絵本表現の未来を切り開く10人』とし、活躍する国内外の絵本作家達にスポットをあてて、様々な角度から解説します。楽しむための絵本、情報を伝えるための絵本、さまざまなシーンで絵本の役割が注目されています。2008年度の展覧会・原画展の記録や絵本の様々な研究、エンターテイメントとしての絵本を通して絵本の今をまとめています。
 

■本書目次

【特集 絵本表現の未来を切り開く10人】


 荒井良二/決めつけない、押しつけない絵本
 酒井駒子/黒で描く額縁の中に棲むこどもたち
 新宮晋/宇宙と交信、そして地球の声を聞く絵本
 スズキコージ/強烈な個性と摩訶不思議なスズキコージズキン

 長谷川義史/「生命」を描く「なにわ人」
 アンソニー・ブラウン/子どもの不安と絵画表現
 キム・ジェホン/情感あふれる筆致で、社会の不条理を告発
 ディヴィッド・ウィーズナー/映像的な表現による非現実世界の物語
 ゲオルグ・ハレンスレーベン/かわいい!を生み出す画家
 ピーター・シス/思想の領域に立ち向かう絵本

【絵本フォーラム’08報告】
 絵本はエンタテイメント!?/武田美穂、灰島かり

【新刊座談会】
 
絵本の最新動向/石井光恵、土屋智子、生田美秋

【絵本評論】

 『はしれ、きかんしゃ ちからあし』ヘタウマ時代の絵本現象の中にいて「ちからあし」の
  二人の作者は、どのように自分たちが自分たちであろうとしたか/中川正文
 『にいさん』五感で「読む」兄弟の光と影/神谷友
 『あたらしい ともだち』ウンゲラーのあたらしい絵本/今田由香
 『えんぴつくん』「なんてことない ちっぽけなえんぴつ」が紡ぎ出す豊かな物語
                                         /神谷友
 座談会●絵本研究の動向―2008年/棚橋美代子/永田桂子/三宅興子

【海外絵本研究の動向】
 アメリカの絵本研究をチェックする
                                             三宅興子
【BOOK REVIEW】
 『茂田井武美術館記憶記憶ノカケラ/坂本淳子
 『赤ちゃんに絵本を読むということ−赤ちゃん絵本読書会四年間の記録/廣田真智子

【絵本周辺領域の動向】
 「医療現場」と絵本/大沼郁子
 絵本原画展−二〇〇八年/竹迫祐子
 二〇〇八年に開催された絵本原画展と絵本作家の展覧会

【連載】
 研究社のための絵本コレクションガイド◎第三回大阪国際児童文学館/永田桂子
 創作者のためのワークショッププログラム◎第三回デジタルアートワークから
 製本のまでの絵本制作/佐藤博一

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