■本書目次
第一章 ニーナ先生とリヒテル
出会い/ ニーナ先生の一日/ リヒテルの住い/
モスクワでのリヒテルの生活/遅刻 ― してない遅刻? / リヒテルの芸術と私/
リヒテル家への泥棒予告/ オカ河畔の別荘で
第二章 モスクワ音楽院留学記
T はじめの半年に(一九五六(昭和三一)年 三月〜八月)出発まで ―
ロシヤ音楽への関心は? / ウィーンまで そしてウィーンで/ とうとうモスクワへ/
お目見え試験/ 声楽のレッスン始まる/ 学生寮と奨学金/ 声楽科の他の学課― ダンス他/
ロシア語上達の速かったわけ/ ドルリアク・クラスのクラスメート/
音楽院の制度と声楽科の授業/ 声楽教育・オペラ/ 演奏会で/
もてた話・もてなかった話(1)/ 春着/ 二つの学生集会/
夏休み(とてももてた話 2)/ 母のこと・モスクワの日本人女性たち
U 残る四年の歳月の中で(一九五六(昭和三一)年 九月〜一九六〇(昭和三五)年 七月)
新学期 ラスポポフ家のフラットで/
モスクワ(一九五七年)ウイーン(一九五九年)のフェスティバルに参加して ― /
音楽院の外で ― / モスクワの市民感情
第三章 私のソ連各地コンサート・ツアー
●(一九六五、六六、六七(昭和四〇、四一、四二)年)一八〇回の演奏会
留学から帰国して/ 再びソ連へ/ コンサート・ツアー始まる/ ヴォルガ川の西側で/
ヴォルガで/ カフカズ(コーカサス)/ コンサート・ツアーの同行者・会場・聴衆/
中央アジヤ/ 中央シベリヤ ― 北東へ千キロ アルタイ山脈を越えて/ 西シベリヤへは? /
黒海で声の下半分が出なくなる/ 旅と旅の間のモスクワ生活 ― / パリへ一人旅/
全ソ作曲家同盟会長(フレニコフ)室を練習室にする ―そして帰国
第四章 リヒテルの来日コンサート
●リヒテルの初来日(一九七〇年)
演奏会始まる/ 体調不良 そしてコンサート延期とキャンセル/ ピアニストって? /
その後の二〇年間の来日の思い出/ 一九九〇年夏 モスクワで/ お二人の死
第四章 チャイコフスキー・コンクール 声楽部門 ― 記録と物語
はじめの頃の話―そして第一回七位入賞者「ピアニスト松浦豊明氏の手記」(一九五八年)/
第六回(一九七八年、声楽部門第四回) ― 審査員として/
第七回(一九八二年、声楽部門第五回)/
第九回(一九九〇年、声楽部門第七回)/
記念すべき第一〇回(一九九四年、声楽部門第八回)について
― 参加していない私の知り得た範囲で ― /
第一一回(一九九八年、声楽部門第九回)
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