■本書目次 |
はじめに |
凡例 |
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序章―東アジアにおける洋楽受容の前史 |
東アジアの地理学上の範囲 |
音楽文化史の概観 |
中国…朝鮮…日本 |
西洋との遭遇―キリスト教の伝来と音楽 |
日本…中国…朝鮮 |
日本における西洋近代文明受容の特徴 |
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【第一部】日本編 |
第一章―明治時代の西洋音楽の受容 |
伝統的芸能界の時代への対応 |
能楽の没落と復興…雅楽の躍進…歌舞伎の対応…地歌・箏曲・平曲の対応…尺八その他の対応 |
西洋音楽の導入 |
賛美歌の役割…軍楽隊の活躍…音楽取調掛の設置と東京音楽学校への昇格 |
唱歌の展開と洋楽の普及 |
軍歌の流行…東京音楽学校の新しい活動と瀧廉太郎…邦楽取調掛…ヴァーグナー論と日本の歌劇―北村季晴、小松耕輔、東儀鉄笛 |
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第二章―第一次大戦開戦から第二次大戦敗戦まで |
明治唱歌からの脱皮―中山晋平、藤井清水、町田佳聲 |
山田耕筰の時代 |
山田耕筰の同時代者たち―信時潔、近衛秀麿、大沼哲 |
宮城道雄と「新日本音楽」の時代―宮城道雄、杵屋佐吉 |
近代音楽の受容 |
芸術音楽を求めて…作曲の専門教育の開始…作曲グループの活動…作曲家たちを包む状況 |
一九三〇、四〇年代作曲家群像―箕作秋吉、菅原明朗、清瀬保二、大木正夫、諸井三郎、橋本國彦、高木東六、池内友次郎、松平頼則、平尾貴四男、深井史郎、貴志康一、吉田隆子、尾高尚忠、山田和男、早坂文雄、伊福部昭 |
「新邦楽」と洋楽系の先駆的作曲家たち―久本玄智、山川園松、宮下秀冽、中能島欣一、下総皖一、清水脩 |
紀元二六〇〇年奉祝祭の音楽と戦争への道 |
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第三章―第二次大戦後の音楽 |
戦後の音楽活動の再開 |
作曲グループの再結成 |
一九四〇年代グループから―安部幸明、高田三郎、小山清茂、小倉朗…「三人の会」―團伊玖磨、芥川也寸志、黛敏郎…「山羊の会」―林光、間宮芳生…「深新会」―別宮貞雄、矢代秋雄、三善晃、松村禎三 |
戦後の合唱運動―中田喜直、石井歓 |
欧米前衛音楽の導入 |
「実験工房」の活動…日本の十二音音楽―入野義朗、石桁眞禮生…テクノロジーと音楽 |
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第四章―一九六〇年代の音楽 |
前衛の時代 |
同時代的発言…前衛の旗手―武満徹、湯浅譲二、一柳慧、松平頼暁 |
現代邦楽の誕生 |
邦楽界の現代化―杵屋正邦、小野衛、唯是震一…尺八音楽―諸井誠、廣瀬量平…二十絃箏と邦楽アンサンブル―三木稔 |
大阪万博の前後 |
コンピュータ音楽の登場…万博後の新しい状況と高橋悠治 |
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第五章―一九七〇年代以降の音楽 |
ポスト・モダン時代の到来 |
日本のミニマリズムと傾聴―甲斐説宗、近藤譲、佐藤聰明…一九七〇年代の室内楽運動と打楽器―八村義夫、福士則夫、北爪道夫…一九八〇年代の管弦楽曲―山田泉、水野修孝…アジアへの新しい視座―柴田南雄、石井眞木、西村朗、細川俊夫、新実徳英、松下功、高橋裕…現代邦楽の新たな展開―国立劇場の実験―菅野由弘、吉川和夫…社会の中で―三枝成彰、三宅榛名、池辺晋一郎、吉松隆 |
二一世紀へ |
創作オペラの展開…新世代へ |
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結び |
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【第二部】中国編 |
序―中国における近代化過程の特徴と西洋音楽 |
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第一章―清朝末期の西洋音楽の受容 |
ミッション・スクールと音楽 |
器楽の導入 |
ハート楽団…軍楽隊と軍歌 |
新式学堂と学堂楽歌および留学生 |
沈心工…曾志サ…李叔同と豊子ト |
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第二章―中華民国時代(一九一一―一九四九) |
新文化運動と趙元任 |
北京大学音楽研究会と国立音楽院の設立―蔡元培、蕭友梅 |
最初の作曲家たち |
黎錦暉と児童歌舞劇…黄自―管弦楽曲《懐旧》…その他の学院派作曲家―青主、李惟寧 |
国楽運動―鄭覲文、劉天華、華彦鈞 |
日中戦争の三段階と音楽活動 |
「満州国」の音楽…国防歌、救亡歌曲と革命作曲家たち―任光、聶耳、洗星海…長征と延安の魯迅芸術学院…呂驥と中国民謡研究会…整風運動と『文芸講話』…秧歌運動と《白毛女》 |
器楽の展開 |
チェレプニン賞と黄自四大弟子―賀緑汀、江定仙、劉雪庵、陳田鶴…西洋楽器の民族化―馬思聰…ヒンデミット門下の譚小麟…ピアニストから作曲家へ―丁善徳…中国最初の無調音楽の試み―桑桐…日本から中国へ―江文也…アジア音楽の伝播―周文中 |
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第三章―中華人民共和国の音楽(一)日中戦争終結から新国家建設へ |
建国一七年の音楽(一九四九―一九六六) |
声楽作品―瞿希賢…器楽作品、管弦楽作品…一九五〇年代のふたつの路線 |
上海派の展開 |
最初の十二音音楽―羅忠鎔…中国風ポリフォニー―陳銘志…管弦楽法―陳培勲 |
モスクワ留学派の台頭―瞿維、呉祖強、杜鳴心 |
傷跡音楽―朱踐耳 |
新世代―何占豪、陳鋼、汪立三、左貞観 |
文化大革命の時代(一九六六―一九七六) |
毛沢東語録歌…「革命現代京劇様板戯」…「文革」の三段階と音楽 |
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第四章―中華人民共和国の音楽(二)「文革」後 |
「失われた世代」 |
金香、王西麟、黄安倫、楊立青、趙暁生…映画音楽と趙季平…葛甘孺と于京軍(ジュリアン・ユー) |
「新潮」グループ |
時空を越えて―譚盾…「新潮」作曲家群像…◎北京―瞿小松、周龍、陳怡、葉小鋼、陳其鋼、陳暁勇、郭文景、蘇聰、陳遠林、張小夫、莫五平◎上海―韓永、盛中亮、許舒亜、徐義◎四川―何訓田、賈達群 |
「大脱出」と国内の作曲グループ |
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補章―台湾と香港の近現代音楽 |
台湾 |
清朝時代の洋楽伝来…日本統治時代の台湾…◎新文化運動と音楽◎台湾歌謡の先駆者―ケ雨賢…第二次大戦後…◎最初の専門教育機関―台湾省立師範学院◎第一世代の作曲家たち―許常惠、史惟亮、盧炎◎第二世代の国際路線―馬水龍、沈錦堂、李泰祥、戴洪軒、頼徳和、温隆信、許博允、潘皇龍、陳茂萱、候俊慶、徐頌仁、徐松榮、游昌發、曾興魁、銭南章、呉丁連、潘世姫 |
香港 |
香港現代音楽の誕生―林樂培…国際派の登場―羅永暉、曾葉發、陳永華、陳錦標 |
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結び―「二〇世紀二〇楽章―中国音楽重要事紀」 |
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【第三部】韓国編 |
第一章―李王朝時代末期 |
開国状況 |
ミッション・スクールと音楽 |
平壌の崇実学校…韓国洋楽の功労者モウリー博士、最初の弟子金仁G |
「啓蒙愛国時代」軍楽隊とエッケルト |
最初の音楽学校「朝鮮正楽伝習所」 |
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第二章―日本統治時代 |
統監府・総督府による音楽教育 |
「文化政治」の時代 |
最初の作曲家たち |
最初の表現意思―洪蘭坡…歌劇《春香傳》の作曲家―玄濟明…郷土歌劇と安基永…叙情歌曲―蔡東鮮、金聖泰、趙斗南、金東振…最初の国際的音楽家―安益泰 |
開放前夜―一九四〇年代前半 |
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第三章―第二次大戦後 |
光復と混乱 |
「越北」作曲家たち―金順男、李健雨 |
朝鮮戦争と現代音楽の発祥 |
弄絃と主要音―尹伊桑…羅運榮と李相根 |
一九六〇年代―ナショナリズムと文化 |
伝統音楽の再評価…創楽会の設立―鄭回甲、金達聲、李誠載 |
一九七〇年代―現代音楽の季節 |
音響と構造―姜碩熙…白秉東と金正吉の独自路線…ナム・ジュン・パイクの衝撃…グループ活動の担い手たち―金容振、羅仁容、李英子、尹海重、朴俊相…伝統楽器による創作―李成千、黄秉冀 |
北朝鮮の一九七〇年代 |
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第四章―一九八〇年代―ハングル世代の登場 |
李永朝とハングル世代―李建縺A崔承俊、李鍾九、朴英根、朴正善、陳圭英、李萬芳 |
女流作曲家たち―金順愛、徐京善、李燦解、呉淑子、洪性姫、朴英姫 |
一九九〇年代、韓国現代音楽の新展開と新世代―鄭台鳳、黄聖浩、金辰姫、陳銀淑、李信雨 |
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結び |
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終章―モダニズムを主題とする七つの変奏曲 |
音楽文化の重層性と多様性 |
音楽文化の近代化の諸条件 |
現代音楽と伝統音楽との関係 |
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あとがき |
年表 |
参考文献 |
索引 |
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