とうさんのしごとばのはじっこで、けんごは、「とくべつ」をつくっていた。 「あいつが、ぼくのところへきたら、プレゼントしなくちゃね」 けんごは、きのぼりとかげをみつけたのだ。きのぼりとかげは、おきなわにいるとかげだ。みきにはりついたらちゃいろ、はっぱのかげではみどりいろ、目くらましがうまい。まるでにんじゃだ。 「でも、ぼくの目はごまかされないぞ」 とうさんたちは、おおざら、こざら、どんぶり、ゆのみ、どんどんつくって、たなにならべていた。
【くらしの絵本】 きのぼりとかげへおくりもの ● ぎんのなみおどる とおかおくれのぼんおどり
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