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「この本おもしろかったよ!」
1ケ月に約2冊のペースで朔北社の社長である宮本のお気に入りの本を紹介。本のジャンルは様々なので「本を買う時の参考にしてくれればいいな。」という、ひそかな野望がつまっているコーナー。たまに他の社員も飛び入り参加します。

【紹介した書籍に興味をお持ちの方へ】 この本は朔北社の出版物ではありませんので、出版状況等に関しましては、お近くの書店、あるいは各出版社にお問い合わせ下さい。

サムライカアサン サムライカアサン


板羽 皆/著

集英社


これはマンガ。しばらく社長のみがこのコーナーに本を紹介していたのでいきなりマンガが紹介されているのをみて驚いた人もいるのではないだろうか?わたしはマンガ好きで栄養ドリンク的な役目として無くてはならない存在になっている。まさかこの年になるまでマンガを読むなどと誰が思っただろう。大人になったらマンガなんか読まなくなるかと思っていたら大間違い!?今や至福の時を送るのに無くてはならない存在にさえなっている。かくしてこの『サムライカアサン』は久々に心から笑い、そして感動の涙を流した、まさに久々の大ヒット。主人公は表紙にある「カアサン」昔ながらの割烹着にパーマをあてたようなおばさんヘアー、そのカアサンの住んでいるのはなんと関西!関西弁でのカアサンと一人息子(これまたなかなかイイキャラ)と父さん(いい味出してる)のいわば人情溢れる物語なのだ。今の日本人が過去に置き忘れてきがちな人情がここにある。人は笑いたい時には笑い、怒りたいときには怒り、泣きたいときには泣くという単純なことがこんなにまで自分の心を軽くしてくれるのだと気づかせてくれる1冊。上の表紙画像は左が1巻・右が2巻目。現在も別冊コーラスにて好評連載中の作品だ。(文:やぎ)