ようふくをきた馬
むかしむかし、まほうつかいが、ようふくで馬をつくりました。
馬の足は、ズボンと二そくのくつ、せなかはレインコート、しっぽはネクタイをつかいました。あたまを大きなくつしたでつくり、ボタンの目とペンキでかいた口がついています。
まほうつかいは、耳のところで、ちょっと なまけてしまいました。フェルトの布のきれはしを ささっと ぬいつけただけで すませてしまいました。
ほんとうは、この馬、あまり馬らしく見えません。それでも、走ることも、ひひ〜んと いななくことも、むぎをたべることもできます。 |