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絵本にはいろんなものがあって赤ちゃんむけから大人が読むものまで、作り方から、文字の量、絵も描き方も様々だ。この絵本はというと…これは絵だけの絵本。文字なし絵本だ。
この絵本はまさにワニが仕事に出かけるまでの一日の様子はまるで一本の映像をみているように楽しめた。人間社会の中に溶け込んだワニ。そう思ってみていると様々な動物たちが人間と同じ電車に乗り合わせてごく自然にそこにいる。ワニだけでなくキリンやカバ、チンパンジーなども人間たちとまじりあって。私はワニがどこにいくのか気になって仕方がなくなるのだった、絵でワニを追いながら、まるでそのあとをつけている探偵になったような気分だ。ワニも私が追っていることに気づいていない。ワニの仕事はなんだろう?最後までワニを追い続けるとわかる。ちょっとシュールでクスリと?ニヤリと?笑ってしまった。ワニだけでなくほかの動物のこともちょっと気になってくる。
絵もとっても魅力的だ。きれいで柔らかくて表情豊かで…夢中になってしまった。文字がなくても十分!ちゃんと?伝わっていると思う。でも著者がそう思うそれではないかもしれないし、そうかもしれない。でも結局のところ文字があってもなくても読んだ人の感受性で受け取られるのはどちらも同じなのではないだろうか。作品を感じたり考えたり自由にしたらいいのだと。
文字なし絵本は一般的に売りにくいといわれている。でも、絵だけの絵本も、もっともっと多くの人に楽しんでほしいなぁと思う。なんといっても私は文字なし絵本が大好きなのだ。この絵本を読んでいたら、いつか絵だけの絵本だけ集めていろんな人とその楽しさを分かち合えたらなぁと妄想が膨らむのだった。(文:やぎ) |