ちょっと元気がない時に、私がパワーをもらってる絵本を2冊。

『きょうはマラカスのひ』
マラカスが大好きなクネクネさん。おともだちのパーマさんとフワフワさんと「マラカスのかい」を作っていて、ときどきクネクネさんのおうちでマラカスの発表会をします。こんどの発表会でクネクネさんは、とってもむずかしいリズムを演奏します。
ワン　ツー　スリー　チャッウー　チャチャ　ウー　チャッウー　チャチャ　ウー
毎日いっしょうけんめい練習してきたクネクネさん。そして、むかえた発表会の日。朝から、発表会とおもてなしの準備に、はりきっています。さてさて、発表会はどうなるのでしょう？

おはなしも絵も、コミカルでテンポよく、クネクネさんの衣装から動きまで、このかわいさがたまらない。なにより、クネクネさんのリズムのかけ声は、口にだすと、ほんとうに楽しい。子どもと一緒に読んだら、きっと大喜び！　振りつきで、踊ってくれること間違いなし。大人ですが、私もひとり、声をだして（時には踊って！）楽しんでいます。パーマさんとフワフワさんのリズムも、どちらもとっても個性的なので、こちらもぜひご一緒に。

『いしゃがよい』
あるひ、やまでちいさなパンダをみつけたエンさん。ファンファンとなづけて、育てることに。からだの弱いファンファン、体調がわるくなると自転車にのせて、ひとやまこえ、ふたやまこえ、いしゃがよい。あめのひも、ゆきのひも、ひとやまこえ、ふたやまこえ、いしゃがよい。すっかりおおきくなり、げんきにそだったファンファン。それから…

なんともいえないかわいさと味わいのある絵にぐっと心をつかまれてしまいました。表紙も、とてもいい。お話は、リズムがありテンポよく進んでいきますが、終盤の展開に、思わずホロリ。じーん。その余韻にひたりながら、今日もまた、子育てがんばります。

世の中にはたくさんの本が溢れています。私がこんな風に元気をもらっているように、朔北社の本も、誰かの心を元気にしたり、笑顔にしたり、そっと寄り添ったり、お気にいりの1冊なっていたら嬉しいなあと、いつも思っています。(文：みなりん)