【児童書・読み物】
由宇の154日間
『由宇の154日間』についてのお詫びと訂正       
たから しげる/著
四六判 上製 176頁 ISBN4-86085-077-7
(本体1200円+税)(2009.3)
「わたしが死んだのは、いまから百五十三日前の午前中でした。三月十四日で、季節の大きな歯車が、冬から春に向けてじわじわと回転をつづけているさなかのことでした」(本文より)
 もうすぐ三歳になる由宇は、風邪をこじらせて死んでしまう。大きな影につれられて「アシャド」と呼ばれる世界へいくが、大好きな両親と離れるのがつらく、由宇の魂は地上へもどる。
 しかし、由宇はしばらくして再び、アシャドへ向かう。なぜこんなに早く死ななくてはならなかったのか、神様に聞くために……。そして、お母さんのお腹に赤ちゃんがいることを知り、大好きな両親のもとに生まれ変われるよう、神様にお願いしようと考えたのだ。
 


幼い由宇の「生きたかった」というせつない思い、亡くなってもなお両親を慕い、大好きな両親のもとへ生まれ変わりたいと願う由宇の思いに、胸がしめつけられる。残された両親の嘆きとふかい悲しみ、そして由宇が生きた証は、決して記憶から消えることはない。それは新しい命が生まれても、変わらない。いつでも由宇はそこにいる。悲しみの中にも、一筋の光が見いだせるような、読み手の心にじんわりとしみこむ物語です。


鎌田寛さんより帯に推薦文を頂きました

幸せも、命も、金庫に入れてとっておくことはできない
幸せって何だろう。
命って何だろう
人が生まれること、人が死ぬこと、
命のしくみが見えてくる。
命の不思議さや、命の大切さや、
幸せって何かがわかる本だ。
医師・作家 鎌田寛


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