【一般】
これがジャズ史だ〜その嘘と真実〜
岩浪洋三/著
Youzou Iwanami
四六判 上製 417頁 ISBN4-86085-060-9
(本体2400円+税)(2008.1)
ジャズの歴史、名プレーヤーたちのエピソード、そして何よりジャズの面白さなど、ジャズのすべてがわかる本。
長年アメリカで聞き込んできたジャズを、著者はある特定の人種の民族音楽でもなければ民俗音楽でもなく、生まれた時からフュージョン・ミュージックであったという。このような著者のジャズ観が全編をつらぬいているばかりでなく、ジャズの発展に深く大きな関係をもった数多くのユダヤ人ジャズメンを取り上げていること、女性ヴォーカリストをていねいに紹介していること、またジャズの世界にとどまらずポピュラー音楽にも筆をのばすなど、おおくの特徴をもっている。
 

■本書目次
序章 新しいジャズの歴史へ、ジャズとは

第一章
 ジャズの誕生からスウィングまで
  ジャズ誕生以前の音楽、アメリカポピュラー音楽の誕生
  初期アメリカン・ポップスとアイルランド系音楽家
  ラグタイム・ブルース、ジャズの誕生とニューオリンズ・ジャズ
  初期のジャズ、シカゴ・ジャズ、ルイ・アームストロング
  ハーレム、デューク・エリントンの音楽
  ジョージ・ガーシュウィン、ジャイヴとジャズ・エンタテイネー
  カンザス・シティ・ジャズ、スゥイング

第二章
 ジャズ・シーン展望
  ジャズ・ヴォーカル、アフロ・キューバン・ジャズ史
  ユダヤ人とジャズ、ユダヤ人ジャズマンとしてのスタン・ゲッツ
  スタンダード・ソング、ジャズ・ピアノの歴史
  女性ジャズ・ミュージシャンの歴史とそのスターたち
  レコード・レーベル、ブルーノートの役割
  黒人ミュージカルの歴史
  主流への回帰とアート・ペッパーの役割

第三章 モダン・ジャズから現在のジャズまで
  ビ・バップの誕生とそのスターたち、プログレッシヴ・ジャズ
  クール・ジャズの時代、ウエスト・コースト・ジャズ
  ハード・バップ、モード・ジャズへの道、前衛ジャズの旗手
  エレクトリックとフュージョンの70年代
  マイルス・デイヴィスの音楽を総括する 1
  マイルス・デイヴィスの音楽を総括する 2
  ウィントン・マルサリスと現代のジャズ


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