【児童・読み物】
うら庭のエンジェル
ある日とつぜん、霊媒師
エリザベス・コーディー・キメル/作  もりうち すみこ/訳
Elizabeth Cody Kimmel
四六判・並製・336頁 
(本体1400円+税) ISBN978-4-86085-097-5 (2011.10)
キャットの母親は霊媒師。おかげで、家では日常的に怪奇現象が起こり、見えない亡霊が、キャットの人生を狂わせている。ところが13歳の誕生日を迎えたキャットにも、なんと霊が見え始めたのだ!
学校の図書館に現れる、謎の美少女の亡霊。彼女はなぜキャットの前に現れたのか? 霊媒師としての一歩を踏み出したキャットが、親友ジャックとともに、図書館の亡霊の謎を解き明かす。
 


■もくじ

1 母さんは霊媒師 
2 人気ナンバーワンの女の子
3 棺桶を引きずる転校生
4 霊媒犬
5 十代のセレブ
6 卒業アルバム
7 亡霊
8 告白
9 歴史博物館
10 魔のリハーサル
11 亡霊を引きよせる場所
12 学校のホームページ
13 霊の呼びだし
14 古い写真
15 黒い影
16 ロッカーのポスター
17 オーディションの秘密
18 アヴェ・マリア
19 夜の図書館


■編集担当者からひと言

「ある日とつぜん、霊媒師」は、ドキドキのストーリー展開で読み始めたら、ページをめくる手を止められません! 霊媒師が活躍するミステリーというだけではなく、主人公のキャットと同年代(10代前半)の子が共感するリアルな日常や学校生活、思春期ならではの悩みも描かれていて、読者も感情移入しやすいと思います。また、キャット以外の登場人物も個性豊かに魅力的で、人間関係も丁寧に描かれています。キャットにとって唯一無二の存在となる『初めての親友ジャック』との関係は、本当の友だちの大切さを教えてくれます。霊媒師になる運命を受け入れようと人生の転換期を迎えるキャットを見守り、時にそっと手をさしのべる、自身も霊媒師でありキャットの最大の理解者となる母親の存在は、実生活と重ねあわせ、子どもだけでなく親の心にも響くと思います。


【ある日とつぜん、霊媒師シリーズ】
ある日とつぜん、霊媒師A 恐怖の空き家
ある日とつぜん、霊媒師B 呪われた504号室

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