児童書の中にも、かなりおもしろいものがたくさんあります。その中から今回は最近お気に入りの絵本を紹介したいと思います。
主人公ハンスは男の子。お母さんはハンスをおこってばかり。そんな時、ハンスがおまじないをとなえると、おおきな毛むくじゃらのくまになってしまう。子どものハンスにとって、大きなくまになるということは、強くて、何でもできるという象徴らしく、くまになったハンスは自分のしたいことを次から次へ。学校や町でいばっています。
作者のヤーノシュの描いた毛むくじゃらのくまの表情や仕草が、すごく気に入ってしまい、この本のとりこになってしまいました。ヤーノシュはこの他にも「おばけリンゴ」(福音館)や「ぼくがげんきにしてあげる」(徳間書店)などがあり、日本に翻訳されていないものを含めると80冊もの絵本を描いているそうです。(文:山羊) |